風営法 大阪 専門 行政書士ブログ サマータイム・・  

サマータイムを、「東京2020オリンピック」に合わせて導入を検討との話題について少し触れてみたいと思います。

そもそも、なんで一番暑い時期にやるの??東京五輪の為に導入して、その後は恒久的な政策としてやるの??疑問は尽きませんが、その根本的な問題はさて置き暑さ対策で出てきたのがサマータイムです。言い出したのは、森喜朗(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長)馬鹿みたいな肩書きですね(笑)安倍総理の元の派閥のドンで、安倍総理も森喜朗に言われたら無視できず自民党に検討を指示なんて言ってましたが、その後すぐに菅官房長官がサマータイムに消極的な発言もありで、政治的には検討してるふりだけして何もしないのが結論かなと思われます。

しかし、私達は何も考えなくて良いのでしょうか・・。もしサマータイムが導入されたらどうなるか?頭の体操ぐらいはしておくべきではないでしょうか。

まず、時計の針が進められるんですよね。AM6:00がAM8:00になるだからPM17:00退社でもPM15:00に退社してる(8:00~17:00の勤務の場合)感じになる、その後の時間が長く有効活用できるとかいくつかメリットを並べてますが・・ここからは具体的に想像力を働かせて考えてみたいと思います。テレビ局の番組や交通インフラに携わる方などの負担はどうするのでしょうか?実質、夜中に電車走らせますよねAM5:00始発は実質AM3:00ですよ!テレビも同じですよねニュース番組大変です。始まりも大変ですが終わりも同じく大変です。

飲食店など営業時間どうするんですかね?例えば時計の針はAM0:00でも実質PM22:00です。導入メリットを考えたら今まで通り開店して閉店していたら時間の有効活用に反しますよね、2時間早起きして2時間早く寝る・・これ意味あるのか・・逆に長く営業するとまた問題です。働く人の労働時間は労働基準法で定めがあります、サマータイムに合わせたものになってません。現状も人手不足の中、経営者側からしても迷惑でしかないでしょう。さらに専門の風営法・風俗営業などの観点から言えば、営業時間が定められていますので何の恩恵も受けられませんし、下手すれば違法行為になりかねません。

少し考えても混乱するのは間違いないのがわかります。東京五輪を成功させるのは大事なことですが、暑さ対策の解決策としては、かなり疑問符がつくんじゃないでしょうか・・「大山鳴動して鼠一匹」みたいなことにならないことを願います。

皆様もこれを機に、自分の生活に合わせて考えてみてください。

 

風営法・風俗営業・深夜酒類提供飲食店営業 専門  明石 勝 行政書士事務所

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