相続・遺言書作成 大阪・箕面 行政書士ブログ 10連休・・

いよいよ10連休が迫ってきましたね。楽しみにされている方もおられることと思います。

今回は、その10連休が日本経済にどのような影響を与えるのかという観点から、考えてみたいと思います。

まず何故このような長い(年末年始より)連休になったのか?ご存知の通り、天皇陛下の即位に合わせ、さらにGWも重なり(重ねたが正しいような)前後を休日としたことで、10連休となったわけですが・・長過ぎませんか(笑)

私は個人的に、以前のように祝祭日と日曜日などが飛び飛びであることには反対で、3連休やSWなどがあることには賛成の立場です。人間ですから休むことも大事ですし、休みは続けてないと逆に疲れますし、非効率で合理的ではありません。

でも、10連休は如何なものでしょう?

政府の立場は、大型連休にすれば外出も増え、外に出れば買い物や食事など、何かと個人消費が増えることを期待して、意図的に連休を増やしているのだと思いますが、あまりにもやり過ぎは逆効果です。テレビのニュースでは早くもGW10連休を海外で過ごす人が過去最高なんて言っていますが、これは日本経済にはむしろマイナスです。(インバウンドの逆、アウトバウンド効果)それだけではありません。

駆け込み需要という経済理論がありますが、それと同じで、10連休で大きな消費をするとその後、大きく消費は落ち込みます。山高ければ谷深かしです。他にも、金融市場・金融機関や病院・インフラなど、あまり長く休めない業種は対応が大変ですし、逆に休日に稼ぎ時を迎える業種では、従業員のやりくりも難しいでしょう。

最後に企業活動にも影響が出ます。大企業はもちろん休みになります、中小零細企業なども連鎖的に休まざる得ません。サプライチェーンの問題です。1社だけで完結する仕事(業種)って意外とないものです。わかりやすく言いますと、車の修理をするにも部品を調達できないのです。工場も配送もすべて止まりますので・・。

個人消費を促し、無理に消費させても、その後に落ち込みます。企業活動を止めてしまえば生産活動が無くなり、経済にはマイナスです。私はエコノミストではありませんので詳しくは分かりませんが、一時的な個人消費より、企業の生産活動により生み出される価値の方が、GDPに与える影響は大きいように思います。結果的にGDPの押し下げ効果にならぬように願うところです。

私は会社経営をしていますが、今回の10連休は痛みでしかありません。従業員は休日ですので当然休み、給与は固定費ですので会社の収支にはマイナスでしかありません。休んでいても一定のランニングコストは必要ですし、売上が上がらず利益を圧迫して最終的に誰も喜べません!時給や日給で働く方や、個人事業主の方にも大きな影響を与えるのでしょうね。私の結論は「働かざるもの食うべからず」です。「ベーシックインカム」なんて、夢のまた夢でしかないことが証明されたかも(笑)

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