身近な街の法律家☆大阪・箕面 行政書士ブログG20・・・ 

ようやくと言っていいのかわかりませんが、G20が無事に終了しました。

ご存知だと思いますが、開催期間中は大阪市内は厳戒態勢で、あちらこちらに警察官がいて、店舗やオフィスは静まり返り、高速道路は閉鎖され車や人通りもまばらで、宛ら戒厳令でも発動されているかのようでした。

その光景を見ていると、何故、ここ大阪でG20が開催されたのか?ふと考えてみると疑問が湧いてきました。

確か、大阪を世界にアピールし、G20開催による経済効果を狙ってのもので、大阪を元気にすることが目的であったように記憶しています。しかし、現実的にはどうなのでしょう?費用対効果の観点からみて、残念ながら逆効果しかなかったような気がしてなりません。

まず大阪を世界にアピールに関してですが、もうすでに外国人観光客数の都市別の伸び率は世界で1位ですし、G20を開催したところで、どれだけの外国人が大阪に来たい気持ちになるのか疑問でなりません。2025年には大阪万博も開催されますし、そちらの方が宣伝効果があるような気が・・。

次に経済効果についてですが、大阪市内は早い段階から、テレビやラジオなどを通じて周知されていましたので、結果的に功を奏して混乱はありませんでした!というと聞こえは良いですが、これは完全に自粛ムードの広がりであって、経済的にはダメージしかありませんでした。まず、物流はストップ、品物が入荷できないのでお店も休業、そもそも進入禁止エリアもあり仕事にならないので、休みにした会社がほとんどだったのではないでしょうか。こんな状態では観光もまともにできずインバウンド効果にもマイナス、何も良いことがないように思うのは私だけでしょうか??(警察の警備にも莫大な税金が必要だったはずです)

さらに私は会社も経営しておりますが、会社の売上も大きなマイナスです。休まざるを得ず、しかし社員の給与や固定費は減額されるわけもなく、結果的に昇給見送りやボーナス減になりますし、設備投資もできなくなります。影響は会社だけでなく、日給などで働く方にも同じくあります。仕事をしなければ給与が発生すらしませんので、結果として個人消費にも影響することは間違いありません。今年は10連休もありましたし、秋にも祝日が増えています。一体何がしたいのかわかりません。働かずに対価は得られないのに何故休ませるのか?適度な休日は必要ですが、無理に休みにされ、現場は混乱します。案の定G20明けは大忙し、普段から人手不足なのに、仕事が溜まって捌けないとなると追加の人件費も必要になり、本当に困ったものです。

松井大阪市長は「大成功」だと得意げにコメントされてましたが、ある意味成功かもしれませんが、目的主旨からすれば、失敗ではないでしょうか!大阪が元気になったとは思えません(笑)

これを機に次回開催される時は、国際イベントになれた東京または、地方の観光地など、せめて人口密集地の都市部は避けて頂きたいものです。でないと都市機能は麻痺します。今後、東京オリンピックや大阪万博などの大型イベントの開催が予定されていますが、これらはG20のように4日間ではなく、少し長い期間の開催日程になりますし、あらゆる観点から混乱が起きないように、対策が必要ではないのかと思われます。

 

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