風営法 深夜酒類提供飲食店営業届出 大阪 行政書士ブログ 脱ハンコ・押印廃止・・

皆様、こんにちは。

今回は、脱ハンコ・押印廃止」について考えてみたいと思います。

新型コロナウイルスが流行をする以前から、「脱ハンコ・押印廃止」の声があったのは確かです。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛やテレワークと言うフレーズが飛び交うようになり、テレワーク推進の流れが加速しない、かつ、デジタル化が進まない原因はハンコにある!となったのが、これまでの流れだと思います。

でもこれおかしくないですか??

そもそも、私の周りで申し訳ないですが、押印のために出社しなければならないとか、押印作業があるからデジタル化しないんだなど、聞いたことがありません!確かに私も行政書士ですので、書類作成のプロとしても、押印ばかりあり邪魔くさいと思うところはあります。しかし、廃止すればいいとまでは思ったことはありません。

そもそも論として、ハンコを押す意味・理由を考えたときに私が思ったのは、署名・捺印までは必要ないが、記名・押印の場合どうするのって疑問です。端的に言えば、フルネームで署名をすれば、実印と同じ効力があります(難しい話はさておき)そこに押印まで添える必要性があるのか?ここには疑問があります。それと書類をパソコンで作成し、記名があるだけの書類に押印無しで有効性があるのか?この2点が論点になるのではないでしょうか。

結論から言いますと、結局のところサインは必要になるということです。では「脱ハンコ・押印廃止」としたところで、書類にサインをするために出社するのか?サインのない書類で問題ないのか?疑問だらけです(笑)

ここまでで如何でしょう・・一般的に普段の生活の中でハンコを使用するのは、宅配便の受け取りや、少しお堅いところでの書類への押印といったところだと思います。不便ですか?それを政府が一丸となって「脱ハンコ・押印廃止」と躍起になっているのは何故でしょう?デジタル化を進められないことをハンコを悪にして逃げているようにしか見えないのは私だけでしょうか?

この流れを自分の事業(生業)に置き換えてみてください・・何も悪いことをしていない、押印文化があり正業としてなりたっているものを、政府が潰しにかかるのは恐ろしいことではないですか?これだけコロナウイルスで騒ぎ、良いも悪いも別にして、救済支援として全国民に現金給付をし、声高に命が大事と言いながら、ハンコ業界を潰しにかかることへの矛盾を、国民や無責任なテレビのコメンテーターの皆さんはどう考えるのか?ハンコ屋さんの命や生活はどうでもいいのでしょうか?

私はハンコ業界とは縁もゆかりもございません。世の中、繁栄と衰退です。斜陽産業は確かにあります(行政書士もITの進化により90%以上仕事がなくなると言う論文がある)市場経済は需要と供給でなりたっていますし、民間の活動のなかであれば逆に政府が介入すべきでないと私は思います。でもこんな形で推し進めるには反対です。ハンコ業界の方々はみな戦々恐々とされていることでしょう。同情致します。

最後に、前情報通信技術(IT)政策担当大臣 竹本直一氏はハンコ議員連盟会長だったということです。別に竹本氏が悪いわけではありません。やくざの親分が警察庁長官だったというようなものですかね(笑)安倍政権を踏襲するとした菅政権になったら突然手のひら返しですか・・この現実を皆さんはどう感じましたか!?

 

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