皆様、こんにちは。
令和4年6月1日から、犬、猫に対するマイクロチップの装着について、新たな制度が始まりました(デジタルリードとも呼ばれるそうです)
上記の流れを確認すると、少し複雑ですが、端的に言いますと令和4年6月以降ペットショップやブリーダー等の、犬や猫を販売する事業者にはマイクロチップの装着を義務とし、それ以前の犬や猫の飼い主には努力義務が規定されました。
住所の登録・変更等の細部の部分はさておき、何故このような制度の運用が始まったのか?効果はあるのか?その他、問題点はないのか?少し考えてみたいと思います。
まず、何故このような制度の運用が始まったのか?については
① 犬・猫を捨てるという行為に対しての抑止力になる
② 迷子になってしまった場合の対策
上記の2点が大きな理由なのかなと思うのですが、②のケースでは効果的だと思われますが、問題は①のケースですね・・動物を捨てるような人は、マイクロチップを自ら取り出してでも捨てるような気がしてなりません。費用対効果の観点からも効果があるのか疑問です。
次に、少し心配な点として、マイクロチップ自体が動物に対して与える影響です。
上記、画像の物を体内に挿入するわけですが、健康面などに影響がないのか心配になりますよね。安全かつ安心であるというエビデンスがあればいいのですが、どうなのでしょう?特に老犬・老猫には負担にならないのか?微弱な電波が体内でどのような影響をあたえるのか?(一部では虐待などとも言う方々もおられるそうですが)心配になりますね・・。
では、ここからはペットのあり方についての持論を述べてみたいと思います。
まず、少し古いデータになりますが、上記のグラフの通り、子供の数より犬・猫の数の方が多い(今現在も)という現状と、ペットに対する支出額も、右肩上がりに増えているデータを確認しておきたいと思います。
さて、ここからが本題です。これだけ数も増え、お金も使っている現状の日本で、犬・猫は法的な観点から言いますと「物」として扱かわれています「動物の愛護及び管理に関する法律」もありますが、まだまだ不十分で動物の命や権利を守れていないと思います。法改正または新しい法律が必要であると考えますし、いつまでも「物」として扱うということは、やめるべきではないでしょうか。
私はペットショップのあり方についても、抜本的に見直す必要があると考えます。高いお金で命のやり取りを行う、その裏で劣悪な環境下で飼育され交配を繰り返せるブリーダーがいるです。皆様は、違和感を感じませんか?
本当に動物を飼いたいと思えば、何も血統書付きの高額な犬・猫でもなく、子犬・子猫でなくとも飼えますよね。行き場のない犬・猫はたくさんいます。また、その原因は元々人間にあるのです。
いくらマイクロチップを埋め込んでも、保健所に持ち込めば・・・
救える命はいくらでもあります。高いお金を払わなくても・・・
一人一人の意識の変化で、この悲しい現状は変えられます。「ダイバーシティ」「SDGs」等、声高に叫ばれていますが、もっともっと身近で毎日起きている問題に目を向け「殺処分」などのない社会、殺処分ゼロを実現して欲しいと切に願います。
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